まばたき研究会の目的

◆集会の目的と内容

 本研究会は、生理反応および行動であるまばたき(瞬目)の心理学的側面を研究対象とし、主として実験的検討における瞬目の役割を議論し、発展させること を目的とする。1992年度より、年1回(原則として3月に開催)の定例研究集会を毎年1泊2日で実施し、毎回約15件の研究発表、講演とシンポジウムを 通して、様々な領域を専門とする研究者間の交流を行っている。幹事は研究会メンバーが1年ごとに持ち回りで担当している。2015年度は大坂にて開催す る。このような集会を中心にして、さらに活動を広げて議論を深め、瞬目研究の発展を目指す。加えて、毎年実施している日本心理学会におけるワークショップ の開催も、継続させる。研究内容には、ストレスや覚醒水準の指標として瞬目を取り扱っている生理心理学的研究、情報処理や視覚課題中の瞬目発生に着目した 認知心理学的研究、瞬目自体の生起や様相に関心点を絞って発達的要因や個人差を検討する基礎的研究等が含まれる。